独学と通学のメリット・デメリット~通信はバランス型~
独学 | 通信教材 | 通学(予備校) | |
費用 | ◎
1万程度 | 〇
2万~6万程度 | △
10万前後 |
管理・計画の必要 | △
自分で行なう必要 | 〇
カリキュラムあり | ◎
通学なので強制 |
質問等のサポート | ×
全て自己解決 | 〇
オンラインで質問 | ◎
講師に直に聞ける |
独学(市販のテキスト等を使用)、通信教材、予備校通学について、それぞれの特徴をまとめると以上のようになります。
これに補足すると時間という観点がありますが、一概には言えないので省略しました。ただ個人的には通信が一番時間が節約できるのでおすすめです。(独学は計画や問題解決に時間がかかる、通学は通うのに時間とエネルギーがいるため)
通信教材での学習は独学のメリット(低費用)と通学のメリット(カリキュラムとサポート)をバランスよく両方得られるので個人的にはおすすめです。
通信教材を活用するメリット
費用は独学に比べ多少かかりますが、通学に比べればはるかに低く抑えられます。管理人のように費用を抑える目的で独学し、2年目に突入してしまうと受験費用(7000円)と勉強のし直し(約100時間)というダブルパンチを食らってしまいます。これから勉強を頑張ろう!と思ってこのページにいらっしゃった方にはこんな苦労はしてほしくありません。
ということで、ここでは特に比較的低価格の通信教材を調査してご紹介します。
学習計画もカリキュラムに従っていけばいいだけですので、不安はありません。実際に合格している管理人の目線ですべてサンプルをしっかりとチェックしました。
※なお、大手の教材は高額なので個人的にはおすすめはしたくないな…という理由でここでは取り上げません。ちなみに下記でご紹介する講座は、大手の教材サンプルと比べても全く遜色はなかったです。
e-ラーニングタイプのおすすめ講座
e-ラーニングなので、DVDやCDも不要でスマホがあれば学習可能です。
下記の講座は無料で講義の一部が視聴できるのがいいところです。資格教材はテキストひとつとってもけっこうな出費になりますから、直感的に「えいやっ」と購入するのではなくしっかり試していくことをおすすめします。
【スタディング】(旧名称:通勤講座)
管理人は中小企業診断士試験のときにお世話になり、難関資格にストレート合格できました。この講座の一番の特徴は音声が聴きやすいことだと思います。繰り返し聴くということを考えるとクセのない音声というのは大事なことです。またこちらは独学でテキストを揃えることを考えると、それにちょっとだけ上乗せする程度で購入できる低価格も魅力です。
【資格スクエア】
オンライン講義とセットで活用できるレジュメが充実しています。 正直サンプルをみて、「めちゃめちゃわかりやすい!これ使って勉強してればつまづかなかったかも…」と思いました。客観的にみてこれはおすすめできます。
CD・DVDタイプのおすすめ講座
おすすめの理由は、
1.CD・DVDともに講義の音声、映像のクオリティが高いこと。(←公式サイトからサンプル確認できます。)
2.テキストもフルカラーで見やすいこと。個人的には目に優しい暖色系のカラーだったのも高ポイント。問題集もとても見やすくこれならやる気が出るなと感じられます。(←これらも公式サイトからサンプル見れます。)
独学がおすすめの人
独学のメリットは、何よりも費用が抑えられることです。
デメリットは、全てを自分で進めていく必要があるということです。これには学習計画やモチベーション管理、つまづいたときの自己解決などがあります。
管理人の場合、独学で挑んだ一年目は1点足りずに不合格となってしまいその結果を運の悪さのせいにしていました。
しかし今考えると独学のデメリットが結果に出てしまった部分もあったと思います。具体的には計画に自信がないので腰を据えて学習できない、モチベーション管理も安定していなかった、ということです。この方法、取り組み方で本当にいいのだろうか、という不安が常にありました。
一方宅建士から話が逸れますが、中小企業診断士試験の際には通信教材を活用して迷いなく進めることができた結果、ストレート合格することができました。
また独学の場合、最新の傾向をつかんだり法改正対策なども自分で行なう必要があります。(←特に最新版のテキストを使用していない場合や法改正に伴う予想問題などが手に入りづらい場合)
よくも悪くも自分で計画を立て、自分のペースで進めることになります。自己管理に自信のある人、勉強に慣れている人には独学がおすすめと言えます。
ただし自分の経験からも、よりはやく確実に合格したい人には通信教材をおすすめします。
おすすめテキスト
管理人も1年目これで学習していれば・・・と思ってしまったくらいわかりやすいです。
この記事をまとめるにあたり、改めて近所の大型書店でテキストをいろいろ手に取ったりしてみましたが、一冊おすすめするとしたらこれです!!
ただ他にも宅建にはもちろんいいテキストはたくさんあるので、自分に合いそうだなと思ったやつを選ぶことが大切です。
なお独学の場合は序盤での挫折を避けるため、また効率的に学習を進めるために最初にマンガのような入門書を読むことをおすすめします。私もこれをやったおかげで挫折せずにスタートを切れましたので。
また勉強をはじめるか迷っている方にもこういったマンガは超おすすめです!
(あくまで私見ですが、こういった資格試験の入門マンガのようなものをAmazonなどで選ぶ際には評価(星の数)はあまり気にしなくてよいと思います。「この一冊では合格は難しい」などの見当違いな評価が多くて悲しくなるくらいなので。あくまでサラッと読んで、どんなことを学ぶのかなあ~というのをイメージするものなので、絵が好みっていう理由で選んだほうがいいと思います^^)
ちなみに管理人が使用したテキストはこちらのシリーズです。
CD講義付きでコスパを考えても悪くなかったと思っています。
でも1年目落ちていますし…合格後やはり改めて他の教材を吟味してみると人におすすめしたいのは先に紹介した通信教材です。
通学(予備校)がおすすめの人
社会人が資格試験の学習をコツコツ進めていくというのははじめ思っているより大変です。仕事や家庭で忙しい中だとなかなか計画を守ることもできません。ちょっとつまづいたりすると一気にモチベーションが下がって何日か学習から離れてしまいそのまま挫折・・・なんてこともよくあるパターンです。
通学を選ぶとこれら落とし穴を強制的に排除できます。
予備校に行くことで特に自分で試行錯誤しなくても学習は進みますし、講師にどんどん質問して素早く解決・理解していくことができます。また自分と同じように頑張っている仲間がいるということはモチベーションアップにつながります。
ただし、お金に余裕があり、近くに通いやすい予備校がある。さらに通学にかかる時間も捻出できる。これらの条件を満たしている人でないと予備校は難しいかと思います。
費用について具体的には平均して10万前後を基準に考えた方がいいと思います。ここで詳細は取り上げませんが、8万程度など比較的安めのものから大手の予備校の講座で20万近くするコースなどあります。独学の場合の10倍以上?と考えるとパフォーマンスがいくらよくてもコスト的にちょっとキビシイ^^;ですかね。
まとめ
資格試験の勝負は教材選びで決まります。
これは単純に教材によるクオリティの差とかではなくて、相性がいい教材を選ばないと学習がはかどらないからです。
どの教材を選んでも内容は網羅していますし、学習しきれば合格レベルに達するのはほぼ間違いないです。(逆に致命的なほどダメな教材を探す方が難しい^^;)ただ合格レベルにたどり着けるまで勉強を続けられるか、スムーズにスタートを切れるかは、教材との相性が大きいです。特に勉強が軌道に乗るまでのスタートダッシュを決められるか、というところは大事です。その部分をスムーズにしたい人は通信教材や通学を選ぶのがよいと思います。
本気で合格を目指すなら学習方法と教材選びにしっかり向き合うことをおすすめします。
教材選びから勝負は始まっています。そしてそこから妥協せずに吟味できるあなたなら絶対合格できます。がんばって数か月後の合格を勝ち取りましょう!
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