【実例】中小企業診断士試験の費用はいくらかかる?(独学・通信・通学比較も)

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資格取得にはそれなりに費用がかかるものですが、特に中小企業診断士試験となると他の資格に比べて高額になります。

まず最低限必要な受験料から見ていきます。
目次

中小企業診断士試験受験料

一次試験の受験料 13000円
二次試験の受験料 17200円
 合計 30200円

※その他一次試験の案内請求にかかる切手代(80円+140円=220円)や証明写真代が数百円

受験料だけでもけっこう高額です・・・。
次に学習にかかる費用を比較していきます。

学習にかかる費用

独学、通信教材、予備校へ通学 の3パターンで比較。

独学の場合:計4~7万(一次:約3~5万、二次:1~2万)

1次対策は多くの書店で目にするTAC出版の「スピードテキスト」「スピード問題集」「過去問題集」を7科目分揃えた場合で計算してみます。

これは実際私が最初に購入を検討したセットです。
  • スピードテキスト ¥2700×7(科目分)=18900
  • スピード問題集 ¥1728×7=12096
  • 過去問題集 ¥1620×7=11340

で合計¥42336(税込)となります。


問題集か過去問どちらかを省くと3万くらいに抑えられますが、ただでさえ独学でキビシイのでこれは省きたくないです。

逆に3点セットに補助教材として同じくTACの「要点整理ポケットブック」¥1,300円×2冊と「集中特訓 財務・会計 計算問題集」¥2400を加えると、およそ¥48000となります。

二次対策は「ふぞろいな合格答案」シリーズから2~4冊、他にまとめ系テキストや事例Ⅳ対策の計算問題集を揃えると仮定して1~2万を見積もります。

独学の場合、過去問の模範解答が公表されていない二次試験対策はある程度の量のサンプルが必要です。また計算などの練習も必須です。

ちなみに私は二次の書籍7冊で約2万3000円ほどかかっています。(詳しくは後述)

以上により、独学の場合の学習費用は4~7万程度になると思います。

通信教材の場合:5~30万

(一次二次セットで、期間限定割引など適用なしの場合)

  • ユーキャン ¥98000
  • スタディング(旧名称:通勤講座) ¥59980
  • 診断士ゼミナール ¥54800
  • TAC・LEC・大原 ¥約200000~約300000

大別すると通信教材の大手とも言えるユーキャンが約10万、安めの通信で約5万、予備校の通信教材は20万~30万とかなり開きがあります。

私が検討した低費用の通信教材(この2つから通勤講座を選びました)

それぞれ以下の公式ページからサンプルの視聴・閲覧が可能です。

スタディング → スタディング 中小企業診断士講座

診断士ゼミナール → 中小企業診断士講座 42,000円~

予備校に通う場合:20~30万

大原、LEC、TACなど大手予備校で20~30万。調べたところセット内容にもより価格が多岐にわたるようです。

結論としては通学は最低でも20万~は見ておく必要があるようです。

通信講座メインで実際にどれくらいかかったか

独学や通信教材で学習する場合にはいろいろなサブアイテムを活用するケースも多いかと思います。

例えば模試だけは予備校主催のものを受けてみるだとか、簿記がわからないので簿記検定3級のテキストも購入するなどが考えられます。

私の場合も通信教材をメインにしましたが模試は別で受けましたし、特に二次対策でかなり書籍を購入しました。

実際どれくらいかかったかを参考までに掲載します。

対象 形態 教材名 目的・成果 金額
1次 通信 スタディング一次二次セット 1次のメイン教材

59980

書籍 スタートアップテキスト まずは概要を把握するため  2800
書籍 スタートアップ一問一答集 一問一答で基礎固め  2200
模試 LECステップアップ模試 現状の把握と身近な目標設定 5000
模試 LECファイナル模試 現状の把握と身近な目標設定 5000
模試 通勤講座 教材に付属していたので ※教材に含
 2次 書籍 ふぞろいな合格答案10 2次試験メイン教材 2400
書籍 ふぞろいな答案分析2,3 2次試験メイン教材 (2冊で) 4800
書籍 全知識・全ノウハウ 2次試験メイン教材 (2冊で)5800
書籍 事例Ⅳの全知ノウ 事例Ⅳの強化  3000
書籍 事例Ⅳ計算問題集 事例Ⅳの計算練習 2400
模試 LECステップアップ模試 唯一の客観的な採点  7200
計100580

※書籍は税抜き表示なので税込みだと計¥102452

一次二次合計で約10万円です。模試を除くと約8万5千円です。

10万の学習費用に受験料を加えて約13万円かかりました。

学習費用は当初の予定では「スタディング」の約6万のみにしたかったのですが、だんだんと増えてしまいました。

特に二次試験対策はスタディングのみでは難しいと判断し、「ふぞろい」シリーズをメインに学習することにしました。(「スタディング」の二次対策もそれなりに活用しましたが)

(以下参考:模試を除く上記教材)

メイン教材の「スタディング」

公式サンプル
スタディング 中小企業診断士講座

一次で購入した補助教材(2冊)

二次で購入した教材(7冊)

※管理人受験時より年数が経っているため一部最新版に置き換えています。

通信講座を選んだ理由

私は基本独学派なので当初は中小企業診断士も独学でいこうと思ってまず書店に行きました。

ところが書籍の量が多すぎること、一次試験用だけでも全部購入するとそれなりに高額になること、などが理由でそのまま帰宅してしまいました。

それで通信講座はどうだろうと思い、ネット検索していたら「スタディング(当時の名称は「通勤講座」)」に出会いました。

音声でも学習できるということでどのようなものだろうとサンプルを聴き、テキストのサンプルも見て直感的に自分に合いそうだと思い決断しました。とはいえ教材にいきなり5万以上を投じるというのは初めてで、数日間本当に悩みましたが。

ただ独学で書籍を買い集めても同じくらいはかかりそうだったこと、大手の教材と比べていたらとても安いと感じるようになったことが決め手になりました。

またWebの通信講座にしたのは、内容(テキスト・問題集・過去問集・音声講義)をダウンロードして所有できるからというのもありました。

特にテキストは合格後も調べものや復習などで活用したくなるので、手放すわけにはいきません。資格関連のテキストというのは図書館にも置いてないし、取得後も復習するときには自分が学習したものが一番だからです。またこれまで取得した資格の本もけっこうあるので、これ以上部屋を占拠されるのが嫌だった私にはデータで保持できるというのは好都合でした。

私はスタディングで学習し一次、二次ともにストレートで通れました。特に採点や質問など余分なオプションがついていない通信講座を選んだので、自分のペースで進めたい私に合っていました。

基本となる通信講座で費用を抑えられた分、サブの書籍を買うことができたのはよかったです。

特に通信教材の場合、サンプルが無料である場合が多いので購入前の比較検討をおすすめします。

スタディング公式ページサンプルはこちら→スタディング 中小企業診断士講座

診断士ゼミナール公式ページサンプルはこちら→中小企業診断士講座 42,000円~

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