中小企業診断士の教材は独学だとしても高額になります。
理由は、
- 一次試験は7教科と幅が広い
- 一次試験と二次試験がある
からです。
そのため市販の1次試験用のテキストと問題集・過去問を揃えるだけでも4万円を超えるのが普通です。
そしてこれはあくまで基本的なアイテムに絞った場合の費用です。
独学の場合、理解しにくい点や苦手な点は自分で強化する必要もありますから、サブとして参考書や問題集を買い足したりするともう少しかかる計算になります。
私は独学派なので中小企業診断士試験の学習も当初独学の予定でいました。
ですが市販テキストを買いそろえるのと変わらないのであればということで、同程度の出費で受講できる通信講座の「スタディング(旧名称:通勤講座)」を選択しました。
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他に候補にしていた通信講座は、「診断士ゼミナール」です。
楽天リサーチ1位!中小企業診断士講座の診断士ゼミナール 1次2次フル講座42,000円~
講座名 | 費用 | 費用に関係する特徴 |
スタディング | 57,900 | 合格お祝い金として10000円キャッシュバック |
診断士ゼミナール | 49,800 | 3年間受講延長無料制度あり、キャッシュバックもあり |
※費用は2次試験までのパック。1次試験のみなどは割安。
もちろん他にも通信講座は多数ありますが、安くても8万ほどで、大手は10万越えになる(しかも入学金が別途かかるところもある)のが普通ですので候補から外しました。
スタディングを申し込むか迷ったわけ
もちろん、独学と同額で通信講座が受けられるとしてもそこにリスクはあります。
私がスタディングを申し込むにあたり、特に懸念していたのは以下のことです。
- 【費用面のリスク】途中でやめたくなっても全額支払ってしまっている(独学の場合、学習が進むごとに書籍を買い足せばいいので、リタイアした場合の出費も最小限に抑えられる)
- 【内容面のリスク】中身がじっくり見られないので自分に合っているかよくわからない(独学の場合、大型書店に行けるならそこで中身を検討できる)
- 【学習面のリスク】余計な管理やサービスで主体的な学習がしにくくなるかもしれない
費用
1【費用面のリスク】については、学習をしたいという気持ちが強く途中でやめることはないだろうと気持ちが固まったこと、
もしやめるとしても診断士の勉強なら一通り学習したことは無駄にはならないだろうと思えたことで解決しました。
ちなみに「診断士ゼミナール」と比べると「スタディング」の方が1万円ほど高いですが、合格すれば1万円のキャッシュバックが受けられます。
これはストレート合格を目指す自分にとってはモチベーションアップにつながりました。
これがもし多年度合格の予定なら「診断士ゼミナール」で3年間無料で延長できるシステムを利用できます。
内容
2【内容面のリスク】については、上記どちらの講座もサンプル(無料講座)を試して音声・動画を確認できたことができたのが決め手になりました。
それぞれ以下公式ページ内からサンプル・無料講座を試してみることができるので比べてみるとよいと思います。
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スタディング→=>「スタディング 中小企業診断士講座」のキャンペーン情報や無料お試しはコチラ!
私が「スタディング」の方に決めた理由は音声にクセがなく倍速などの高速再生でもかなり聴きやすいと感じたからです。
「診断士ゼミナール」も実際の講義っぽい語り口で悪くはなかったのですが、高速で何度も聴き流すという自分のスタイルには「スタディング」の方が合っていると判断しました。
一度の講義でしっかりインプットしたい方なら「診断士ゼミナール」の方が合うと感じるかもしれません。
学習
3【学習面のリスク】については、主体的な学習が妨げられることはないので大丈夫と判断しました。
添削指導などのサービスもないですし、進捗管理や間違った問題のチェックなどの機能も使いたいものだけ使えばOKだからです。自信のある分野の講義はすっ飛ばし、その分苦手科目を繰り返したりといったコントロールももちろん自由です。
月別、日別など学習の予定はあくまで普段の独学スタイルで自分で立てていました。
学習面で「スタディング」にして良かった点は、
- 学習のガイドや間違えた問題をチェックしておく機能などがあるため、進捗状況の管理や弱点の把握などがしやすい
- 動画や音声による学習でインプットできるため、初学者でもとっつきやすく移動時間なども活用できる
などでした。
これらのメリットは市販のテキストでは付属してきません。それを独学の場合とほぼ同額の出費で手に入れることができたので満足です。
安かろう悪かろうではないのか
中小企業診断士の講座は大手の予備校なら20万以上、ユーキャンなど有名どころの通信講座では10万以上かかります。
それに対し4~5万円台で受講できる講座というのは安すぎて不安になるということがあるかもしれません。
ですがこれには明確な理由があり、決して品質が低いということではありません。
大手の予備校であれば通学サービスなどもあり、教室のコスト・大勢の講師などの運営コスト、多額の広告宣伝費などがかかる。また一般的な通信講座の場合、印刷・配送代などのコスト、多額の広告宣伝費などがかかる。
それに対してWebの講座はこれらのコストが不要であるため、低価格での提供ができる。
実際のところ教材の開発費というのはどこもそれほど変わりません。
なぜなら資格の教材というのは過去問をもとに開発されており、その過去問も毎年大きく変化しているわけではないからです。ベースさえあれば、毎年少しずつ傾向の変化をとらえて改良していくだけです(市販のテキストも同様)。
高額な講座は、開発以外の運営や広告、印刷費などの費用の占める割合の方が大きいというわけです。
もちろん高額な講座にもメリットはあります。
通学講座が付属していれば実際の講義を受けたり講師に質問したりできますし、大手の実績などで安心感が持てます。ユーキャンであれば、冊子タイプのテキストを受け取れる、添削指導が受けられるなどもあります。
かけられる費用に余裕があればこれらのメリットを享受するのももちろんよいと思います。
ですがそもそも独学派の場合はこれらは不要なものですし、むしろ余分な時間がとられるだけの場合もあります。
肝心なのは品質面だけですが、上記の理由で開発費で手を抜いているわけではないので大丈夫です。
また主観的ですが「スタディング」の内容の濃さは薄すぎることはなく、かといって無駄に多すぎることもなくちょうどよかったと思います。
また体系的な理解を重視する感じだったので自分に合っていました。
自分のスタイルに合った講座を選ぼう
大切なのは自分の学習スタイルに合った講座を選ぶことです。
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2つの講座を徹底比較した記事もあります。
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