中小企業診断士二次:事例Ⅳの経営分析最速化~与件文の流れでアタリをつける

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事例Ⅳの最初の問題、経営分析は以下のように攻略するのが大事です。
  • できるだけ満点を目指す
  • できるだけ短時間でこなす

後半に行くほど難易度が上がり得点も難しくなるからです。

これを達成するには当然すべての指標を計算するような無駄をするわけにはいきません。

与件文からアタリをつけて選定し、確認で計算するという順序にします。

目次

与件文からアタリを付けるパターン例

与件文にほぼ必ず使えそうな指標を選ぶ現状・背景・根拠があります。与件文の書かれ方にはいくつかパターンがあるのでそれを見つけられるかということでもあります。

一番シンプルな安全性の例です。試験では定番な「…ときたら」作戦が時間短縮のためには効果的と思いやっていました。

例:自己資本比率

「内部留保」「借り入れに依存せず」ときたら→資本構成安定…よい指標として

「借入依存体質」ときたら→資本構成脆弱…悪い指標として

指標が悪い場合の対策もだいたいワンパターンでいけます。上の例だと…

【対策】与件文にヒントがある何らかの方法(例:「在庫削減」などにより)→利益→借入金返済をすすめ→内部留保、自己資本増を目指す

できるだけ多事例をこなすことで、よく使う指標を自分の中でパターン化しておくことが大事です。

アタリをつける基本のきは3種類まんべんなく

基本的に収益性・安全性・効率性の3つをまんべんなく使うのが王道です。

与件文からアタリを付ける際はこれを網羅する形で進めます。たまに重複することがありますが、ほとんどの場合1つずつでいけます。

それぞれよく使う指標も決まっているので、特にその指標に関する言及がない場合特別な記述がなければまずはこれと決めておいてもいいかもしれません。

安全性→自己資本比率

たいてい安全性についてはこれでうまく書けそうもないと思ったら他の指標を計算する流れでOKなど。

まとめ

経営分析はいかにスピーディーにこなせるか

事例Ⅳは後半に時間のかかる計算問題がきますし、確実に得点できる問題も少なくなってきます。
最初の経営分析でつまづくと精神的にも動揺してしまう恐れがあるので、しっかりとパターン化してのぞみましょう。
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