中小企業診断士二次試験はタイムマネジメント力が問われる試験でした。
もし同じ問題で時間が100分あったらみんなかなり整った解答が書けてしまうのでしょうが、80分はなかなかシビアです。・・・ということに過去問演習中に気付いたのでそこから真剣に作戦を考え始めました。
とはいえ一回も受験したことがないのに自分で考えても仕方ありません。
まずは成功者に学ぼうと思い「ふぞろい」シリーズから情報を集めました。それを自分なりにアレンジして実践したものを載せておきます。
「最高の手順を見つけた」とは思いませんが、これで事例Ⅰ~Ⅲですべて60点台後半を取れたので参考にしていただけると思います。
私の解法手順と時間配分
- 与件文の最初と最後の段落を読む
- 質問にざっと目を通す(ここまでで5分くらい)
- 大筋を押さえる形で与件文【1回目】を読む
- 答えの骨子をつくる(ここまでで25分)
- 解答に使えそうなところはないか注意深く与件文【2回目】を読む
- 答えの肉付けやそぎ落としを行ない、解答を整えていく(ここまでで45分)
- 文字数や表現の微調整などをしながら解答用紙に記入する(ここまでで75分)
- 誤字脱字の確認等
特徴は一回目を読んだら細かい点にはこだわらずに答えをつくり、もう一回読んでからブラッシュアップするということです。答えの方針は「ふぞろい」流のキーワードをたくさん入れることだけです。
最初に試した解法は、1回目に読みながら解答にアタリをつける→2回目を読んでから解答を作り出す、という流れでした。ですがこれは効率も悪いですし、ブラッシュアップも十分できないので改良しました。
あと手順の補足をすると①の冒頭と結論を読むのは全体像を素早く把握するためです。
③と④、⑤と⑥はそれぞれ同時進行、つまり読みながら答えを作っていくことも多かったです。
尚④の骨子を作る際は、時短のため与件文の複数個所に下線を引くだけということもよく行っていました。
⑤二回目の読み方
また⑤の二回目の与件文を読むところでは、読み落としや要素の拾い落としを拾い直すようにしていました。一回目に読んだときに下線を引いた箇所はすでにチェック済みなのでノーマークのところに何かないか、という視点。
二回目に読む際のポイント
「読み落としていないかの確認」ではなく「必ず何か落としているはずだ」という心構えが大切。経験的に一度で拾いきれたことがないため。また「与件文に不要な部分はない」ということを常に念頭に置くこと。
⑦解答の作り方
読みやすくするために気を付けた基本事項
- 結論は最初に
- 長すぎたら句点で切る(50文字より長くなったら注意)
少し試したものの使わなかった作戦たち
- 色分けで線を引く
- SWOT分析する
- 3回読む
- 問題用紙に完全解答を作成してから解答用紙に写す
これらに共通する理由は主に時間が足りなくなるからです。
色分けについては、当初3色のボールペンとかを使ってみました。ただ切り替えるのが面倒だったのとそもそも色を分ける基準がなかったので、結局単色で線を引きました。
SWOTをしないことにした理由は別記事で
3回読むのはやりたいと思っていましたが、やはりどうしても時間的にできなかったです。
問題用紙上に解答を仕上げてから写すというのは最初そうやるものだと思っていました。しかしこれも時間的に絶対無理でした。
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