【中小企業診断士】口述試験のセミナー・模擬面接を体験しました(タキプロ)

当ページのリンクには広告が含まれています。

中小企業診断士口述試験の対策として、タキプロさんの無料セミナーで模擬面接を体験しました。

目次

そもそも口述試験対策として模擬は必要か

レポートの前に最初に模擬は必要なのか、を書いておきます。

本試験と両方を体験した身として言うと、模擬練習は特に必要ないです。特にプレゼンや大事な商談を常にこなしている人などはなおさらです。

 

ただしとても緊張しやすい人(→私)は除きます!

口述試験は合格率99~100%の試験です。2次試験の一部分とはいえここまで合格率が高い試験が他にあるでしょうか。そう、だからこそ私にとってはこの合格率の異常な高さが否応なく緊張を高めました。

万一これで落ちたら救いはない・・・もう一度診断士を受け直す気力が出ないだけでなく、今後の人生に大ダメージを与えるほどの精神的な打撃を受けそう・・・などと考えてしまいました・・・。

模擬面接会の雰囲気

そこで「タキプロ」の模擬面接に参加することにしましたが、これがよかったです。

皆さんとてもフレンドリーです。まず建物の外でプラカードで案内してくれている方がおり、待合室に入ると「おめでとうございます」と声をかけられました(まだ最終合格してないし不安だから来た身としてはちょっと複雑な気持ちになります。もちろん気持ちと歓迎はうれしいですが)。

昨年合格の有志の方たちメインで開催しているそうですが、面接を待つ間もどんどん話しかけてくれます。

名刺交換なども盛んに行われていましたので診断士として顔を広げたい方にはとてもよい機会です(合格すると急に広がるみたいなことを聞きますが、こういうことかという感じ)。

ちなみに服装は開催者は全員スーツ、受講者はほぼ全員私服でした(当たり前ですが本番受験時は絶対スーツです)。

 

流れは全部で2時間くらい、最初の10分で口述試験についての概要説明があり、その後別室で順番に模擬面接が進んでいきます。待っている間はワイワイとみんな雑談していました。最後、記念に集合写真をとって解散。その後希望者は懇親会に行くという感じでした。

雰囲気はこれくらいにして私が参加して得られたことを書いておきたいと思います。

模擬面接で学んだこと

2分しゃべるのは難しい!

口述試験の流れは1人10分間4つの問いに答える、というものです。

各問いに2分間の時間が与えられるのですが、これが結構長いです。

1回目の模擬試験では時間を計る方がいたのですが、私の場合全ての答えが40秒~1分の間で終わってしまいました(面接終了後に評価シートが渡されます)。

(ちなみに2分は600文字くらいだそうです。例えば60文字というやや長めの文でも10個。結構長いですよね。)

雑談中に先輩診断士の方が「2次の筆記ではいかにまとめるかという練習をしまくるのでその癖がなかなか抜けないんだよね」ということをおっしゃっていましたが、まさにその通り。

筆記試験みたいに100文字とか120文字になってしまう・・・。

2分しゃべらないとだめなの?

ただここで疑問に思うのは2分しゃべらないとだめなのか、という点です。

面接官役の方に終了後これを尋ねるとこう答えてくれました。

「おそらく答えが短くて減点みたいなことはないと思います。ただ時間が余るとその分質問の数が増えるから大変になりますね。今回もそれが理由で質問が6つになりました。」(→実際本番でもこのパターンで質問数が多かったです)

ということで無理に時間を引き延ばす必要はありませんが、話せる関連情報があれば話しておいた方が得策かもです。

 

頭が真っ白になるリスクはある

面接では最初に氏名と生年月日を聞かれます。先述のように私はけっこう緊張するタイプなので模擬にも関わらずド緊張でした。

最初にいきなり自分の名前を噛みました(言いにくい名前なのです・・・うぅ)。

その結果雑談の時の勢いはどこへやらで声まで小さくなってしまい、頭の中も混乱し質問の意図を捉えるのも大変になってしまいました。

事前にこれだけはやってはいけないと言われた「沈黙」という必殺自爆技も意図せず繰り出してしまい、もしこれが本試験だったらと思うと冷や汗が出ました。

 

その後の2回目は1回目がウソのようにスムーズに受け答えができましたが。
ただもし模擬を受けなかったらこの1回目が本番で起こっていた可能性も高いわけで・・・?
冒頭で述べた、模擬は必要ない。ただし緊張しやすい人は除くというのはこういう理由からです。

 

自分の話し方のクセがわかる

社会人は意外と話し方を客観的に見てもらう機会というのは少ないのではないでしょうか。

話し方のクセなどは自分ではなかなか気づけませんが、これらを注意してもらえるのも模擬面接のメリットです。

私の場合はわからない時に愛想(笑い)でごまかそうとする癖があるのですが、それを注意してもらえました。自分でも薄々わかっていたのですが、本番前に言ってもらえて気が引き締まりました。

せっかくの機会ですから本番前に自分の話し方を見直すのは意義がありそうです。

 

2つの事例から出題されるとは限らない

これは重要でないのでおまけ程度ですが。

基本的に口述試験の出題が4問なのは上記のとおりです。そして2事例から2問出されるのが基本です。

例えば「A社(事例Ⅰ)」から2問、「C社(事例Ⅲ)」から2問というような具合です。この場合事例ⅡとⅣについては聞かれないということです。

ただ変則パターンとして4事例から1問ずつ出題されることがあるそうです。模擬面接前のセミナーでそういう体験が語られていたので、一応参考まで。

模擬面接会の意義補足:交流が深まる

この記事の前半でも触れましたが、みんなかなりフレンドリーなので交流を深めたい方は面接の練習以上の参加意義を得られると思います。

(顔を広げたい方は名刺は多めに持参した方がいいかと思います。ちなみに超大手だったり肩書きが立派な方多数でした。)

私は時間の関係もあり懇親会には参加できませんでしたが、同期や先輩診断士との交流をつくる上でとても良い機会になるのは間違いありません。

模擬面接の選び方

私は無料で有志で行っているもの(タキプロ)に参加しましたが、予備校などの有料のものとどちらがいいのでしょうか。

昨年複数参加したという先輩の方と話しましが、予備校の方がやはり方針が明確で本格的らしいです。

この機会に話し方やクセを徹底的にチェックしたり、答え方のノウハウが欲しいという人は有料でもその方がいいかもしれません(合否にはほぼ絶対関係ないと思いますが)。

ただ練習する機会がほしいだけなら無料で十分だと思います。

また有志の運営のほうが上述したように横のつながりが強いですから、それ目的の人にはよさそうです。

注意点はいずれもすぐに予約がいっぱいになるので、二次の合格発表後はすぐに動き始めることです。私も発表翌日にもかかわらず定員ギリギリですべりこんだので。

 

おまけ:模擬面接で聞かれたこと

29年度の事例、覚えている範囲で。ただのメモです。

 

A社:非正規社員の割合が多いが、そのメリットとデメリットを説明してください。

B社:副社長のノベルティ販売の意義

B社:「ボランタリー・チェーン」とは何か

C社:現状機械は専任担当制だがそれを変えていくための施策としてどんなものがあるか。

C社:CNCの営業力強化のためにどうすればいいか。

D社:良い経営指標は何でその要因は何か。

D社:経営課題は何か

D社:発電事業の位置づけは社全体の戦略の中でどのようなものか

D社:固定費を削減するメリットは何か

 

さてせっかく模擬面接に参加したので記事にしてみましたが、いかがでしたでしょうか。
迷っているなら参加しておいて損はない(特に無料ならなおさら)と思います!
あわせて読みたい
【緊張…】中小企業診断士二次口述試験に向けて行った対策 中小企業診断士試験は最後に口述試験というのが行われます。 試験全体の流れで言うと 一次試験合格→二次試験筆記合格→二次試験口述試験 ということになります。 口述試...
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次