【緊張…】中小企業診断士二次口述試験に向けて行った対策

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中小企業診断士試験は最後に口述試験というのが行われます。

試験全体の流れで言うと

一次試験合格→二次試験筆記合格→二次試験口述試験

ということになります。

口述試験はほぼ落ちる人はいないです。つまり二次の筆記試験に受かった時点でまず最終合格と一緒なのですが、一応面接形式なので怖かったです。

ということで本番前に行った対策についてまとめた記事になります。
目次

口述試験対策をした理由

口述試験は合格率だけを見ると本当に形だけの試験と言っても過言ではないです(29年度から見ると去年、一昨年ともに合格率100%。それ以前も99%以上)。

目的は最低限のコミュニケーション力があるかの確認みたいです。全くしゃべれないと診断士として活動できないということもありますが、その前段階である実務補習で足を引っ張ってしまうからというのも理由ではないかと思います。

つまり口述試験は対策をしなくてもほぼ合格できます。受験者が1000人弱もいれば全く対策をしなかった人もきっといる(てきとう)でしょうが、それでも受かるということですから。

 

ただここまで来て合格発表までを不安な気持ちで過ごすのは嫌だったこと、またどのみちその後実務補習を受けることを考えると勉強したことを整理して話す訓練はむしろプラスになると考え、それなりの準備はすることにしました。

私が行ったのは以下で、これらはすべてやっておいてよかった・プラスになったと感じたことです。

実際に口述試験対策として行ったこと

模擬面接会に参加

タキプロ」さんで行っていた無料の模擬面接会に参加しました。やってみると模擬にも関わらず結構緊張しますし、想定外の質問がくると頭が真っ白になるという体験ができました。

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私は転職歴がかなり多いのでその度面接を受けていますが、それらとは性質が異なります。

この手の本番で緊張する一番の原因は、雰囲気のイメージができていないことだと思うので、やはり場慣れして安心感が得られたのは大きかったです。

余談ですが、模擬面接会には一切の復習をしないで臨みました。これは勉強はまず過去問からやる、というのと同じ理由です。まず模擬で課題を浮き彫りにしてから、自分で潰す作業をして本番にのぞもうと思いました。

そしてもう一つ理由があって、それはもし対策をしないと本番でどうなるのかを試してみたかったから。結論はというと、それでもおそらく合格はできます。さすがに二次試験本番で真剣に読み込んだものですから二か月たっても多少は覚えていますし、基本知識系ならたいてい大丈夫です。

ただ私の場合事例Ⅳのストーリーは完全に忘れていたのでこれはお手上げでした。(模擬で3回も覚えていません、わかりませんを繰り出し、最後に知識系の質問に切り替えてもらってやっと答えられました。)

もしこんな感じで合格できてもなんとなく後悔が残るだろうなあと思うほどひどい受け答えでした。
なるほどまったく何もしないで本番試験を受けるとそうなるのか・・・

 

与件文の読み直しとSWOT分析

ボロボロだった模擬面接の後、まず以下を行いました。
  • 与件文の読み直し
  • SWOT分析

模擬面接でもらった予想問題や二次試験の問題・解答見直しでサクッと終わらせてもいいかとも思いましたが、一応やるだけやっておこうということで。

 

SWOT分析は二次試験筆記でも定番の方法です。ただ私は勉強している際も筆記本番でもやらなかったのでこの口述対策で初めてやりました。

これは質問に対する対策としてではなく、ストーリーを頭に入れるために行いました。4つ企業があるとごっちゃになりそうなので、図にして頭に入れておくのは便利です。

あとは一度もSWOT分析を自分でやらずに実務補習を迎えると、もしかしたら困る場面が出るかと思い練習の意味もありました。

 

自分の再現答案と予備校などの模範解答の比較

口述試験は筆記試験の問題をもとに出題されることが多いようなので、忘れているなら答案の復習は必要になります。

私の場合は試験終了後に答案を書き出しておく再現答案をつくっていたのでこれをもとに復習しました。予備校の模範解答などの方が信頼できるかとも思ったのですが、やはり自分が書いたものの方が読みやすいです。

もちろん自分の解答のみを見ると大きく間違っているかもしれないので複数の模範解答と比較はしました。

 

予想問題に対し声に出して答えてみる

書いて答える方式というのは解答までに時間を使えます。一方話して答えるというのは何秒も考え込むわけにはいきません。

私の場合、頭の回転や反応の速さに自信がないので、この差が思っていた以上に大きかったです。

予想問題を読んでそれに対して声で答えようとするとかなり苦戦しました。

答えをわかっていてもどういう切り口で話そうかなど考えてしまうので、すぐに話し始めることができません。そうするとよくわからなくなってきて問題はなんだったっけ?などとパニック気味なってしまいます。

またそもそも答え自体の見当がつかないようなものも多く、自分の理解の甘さにがっかりしました。(答えをみるとああそんなことかと思うのですが・・・)

 

口述試験対策として行ったことまとめ

  • 模擬面接会に参加 【おすすめ度:
  • 与件文の読み直しとSWOT分析【おすすめ度:
  • 自分の再現答案と予備校などの模範解答の比較【おすすめ度:
  • 予想問題に対し声に出して答えてみる【おすすめ度:

本番の口述試験終了後の感想

口述試験というのは合格するのはカンタンと言われていますが、私にとってけっこう関門でした。

いかに自分の言葉で話せないか、説明できないかを思い知ったからです。

運よくストレート合格できたこともあって、二次試験筆記合格時にはかなり調子に乗っていたのですが、口述試験のおかげで自分の非力さを思い知って謙虚になれました。(もしやそういう目的もあるのか・・・?)

私にとっては口述試験は得るものが多い試験になりました。

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